Tim Porter


ティム・ポーターさんはカナダの映像作家です。
写真家でもあり、画家、映画製作者でドキュメンタリーや風景のイメージから抽象的な実験的な作品まで、多彩な作品で有名です。

そして今、ティムさんは日本在住です。

さて、ティムさんはワシントン D.C. でカナダ人の両親に生まれ1964 年から 1967 年までバージニア大学で文学と哲学を学び、その後モントリオールに移り写真を撮り始めました。

こちらは彼の初期作品
作品はゼラチンシルバープリント。
この頃彼は写真の粒子を粗くしたり光と影、構図とトリミングに於いていろいろな取り組みを始めました。

◎ゼラチンシルバープリント
「銀塩フィルムで撮影され銀塩印画紙にプリントされた写真」で一般に「銀塩写真」と呼ばれています。

Republican National Convention, Miami Beach / 1972 / gelatin silver print
1978年、ティムさんは初めて日本へ来日。

旅行シリーズ「東京考古学」(1978~1980年)のために伝統文化と現代文化の共存を探求しました。

 そして1980年、彼は英国に本拠を置く代理店Camera Pressの東京支局長としてドキュメンタリー写真を担当。

特に日本庭園への継続的な関心は、スピリチュアルな感覚が吹き込まれた一連の暗く瞑想的な風景を生み出しました 。

そして日本だけでなく、
南太平洋やアジアの他の地域も広範囲に旅しています。


最近の2020年の作品パラダイスシリーズではピグメントプリントで淡い雲を表現。
まるで墨絵のようなプリントです。


◎ ピグメントプリント
専用ファインアート紙に顔料インクを使いインクジェットでプリントする方法。欧米ではデジタルピグメントプリントやアーカイバルピグメントプリントと表記され、アートの世界で主流のプリント方法。
その他、最新の作品として
シングルチャンネルビデオも
製作されていますので、
是非、ティムさんのサイトからご覧下さい。

◎シングルチャンネルビデオ
ひとつの電子情報を,ひとつの再生機を通して,ひとつのディスプレイ装置(プロジェクターやモニターなど)で上映すること
今この時間、一瞬一瞬を切り取る。
生きているからこそ、一瞬一瞬が大切。
私達はロボットではなく、家族から受け継いだ記憶がDNAに刻まれています。

ティムさんはいろいろな映像アートを試み、私達に新しい映像を見せてくれます。
そして私達は今この過ぎていく一瞬を考えさせられます。
私達が今存在し同じ時間軸を経験している事を。

その他ティムさんの作品はこちらからご覧ください。


カナダ ナショナル ギャラリーには、
1970 年代のバンクーバーの
ダウンタウンシリーズ、
日本庭園シリーズなど、
ティムさんの写真が沢山コレクションされています。

お問い合わせ先もありますので、
ティムさんにメールを出したい方は是非
こちらのサイトからどうぞ!

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